参加しての感想 Bさん

 
集談会に続けて参加して何か変わりましたか?

私は、今年で春日部集談会に参加して、6年になります。大人になるまでは、対人関係が苦手でしたが、それでも、結婚して、子供も生まれ、日々の生活はなんとかなっていました。

9年前に主人が突然亡くなり、それまでの生活が一変しました。私の周りの人たちは、ご主人のいる方ばかりなので、会話についていけなくなりました。それまでの人間関係が壊れ、家族以外の人に劣等感、恐怖心を持ち、また、「死」に目が向き、欝状態と強迫(観念)で苦しくなりました。安全(だと思う)ことしかできない状態でした。

参加しはじめの頃は、森田の言葉も何となく意味はわかるけれど、それが、どう助けになるのかわからない感じでした。基準型学習会を受けて、頭の中にストックした森田の知識を自分の生活で起きる出来事と照らし合わせるようになってから、行動が変わって来たような気がします。

…本音(らしきもの)を言える人ができたこと、居場所ができたことも助けになりました。

また、集談会に参加して、いろいろな立場のいろいろな年齢のみなさんの考え方に触れることができて、「私もこう思ってもいいんだ、こうやってもいいんだ」という気づきもたくさんいただいています。

「~すべき」という考え方(思考)から、「~したい」という考え方(感情)に少しずつなって来ました。

以前と症状はそんなに変わってはいないと思いますし、悩むことは次々に出てきますが、集談会を母船として、(心はついていかなくても、不安だと思っても)行動することは増えてきたので、そのたびに悩み、葛藤し、自分を変えざるを得ません…そうすると結果はよくなることが増えてきています。
   
まず、一つ動くと次のことにつながります。

自分の症状に目が向きにくくなり、相対的に悩む時間が減り、気持ちは楽になっています 小さなことでも、できたという体験が増えていき、生きていく自信につながっているような気がします。


(50代 女性)